奥州・金ケ崎

【新型コロナ】今月末に開催可否判断 奥州きらめきマラソン

 5月17日に奥州市で開かれる2020いわて奥州きらめきマラソンについて、主催の実行委(会長・小沢昌記市長)や市などは、新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ3月末に開催の可否を判断する考えを固めた。16日に行われた市議会全員協議会で、18日の実行委総会に開催の判断について議事に追加することを表明。提案内容は、3月末をめどに状況が好転しない場合は中止の判断について実行委会長に一任すること、中止決定の場合は収支計算の上で会長決裁により返金可能な範囲で参加料などを返金することとしている。

 同マラソンは同市前沢の前沢いきいきスポーツランドを発着点に、年齢・男女別などフルマラソン(42・195キロ)、10キロ、2キロ合わせて31部門を予定。今年で4回目で、今回は46都道府県から約6000人がエントリーしている。

 全協で千田布美夫協働まちづくり部長は、判断時期を3月末とした理由について、「4月に開催を中止した場合は、委託料や発注物品などのキャンセル料が20%から60%に上がり、多額になる。早期の判断により、参加される皆さんも宿泊施設や公共交通機関のキャンセル料を軽減することができる」と説明した。

 同部によると今現在での事業費総額は約7500万円を見込んでいるが、3月31日で中止した際に必要な費用は約3450万円、4月1~15日の間に中止した場合は約4750万円と試算しており、約1300万円の差額が生じるという。

 18日の実行委総会では、エントリー状況と各部会の開催準備状況についての報告、次回大会の開催日決定について予定していたが、「新型コロナウイルス感染拡大による開催の判断等について」との内容を議事に追加して協議する。

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