奥州・金ケ崎

暴力団対策に尽力 全国優秀警察職員表彰 奥州署刑事課長の米島さん

米島武雄さん

 奥州署刑事課長で警部の米島武雄さん(57)は、2020年全国優秀警察職員表彰を本県でただ1人受けた。これまでの勤務38年のうち21年以上刑事畑を歩み、暴力団対策などに尽力。受賞に「刑事は警察の最後のとりで。今後も安全・安心を常に考え、県民を守っていきたい」と誓いを新たにする。

 米島さんは洋野町出身で、1981年に県警入り。刑事部門の皮切りは県警本部機動捜査隊で、岩泉署刑事課係長、県警本部組織犯罪対策課係長や同課長補佐、盛岡東署刑事2課長などを歴任した。

 「悪と対峙(たいじ)したくて最初から刑事をやりたかった」といい、特に暴力団対策では拳銃絡みや殺人事件などの解決に注力。当時国内最大だった山口組の分裂時は、県内組織の分裂、解散などの動向に目を光らせた。県内はその時より組織数、構成員とも減少しているが、「反社会的勢力を少しでも減らすのが役割」と改めて意識する。

 刑事で培った検視業務は東日本大震災でも生きた。震災発生翌日から沿岸部に入り、70体以上を検視し、500体以上を遺族に引き渡した。「刑事ならやらなければという義務感が大きかった」と振り返る。

 受賞については「自分がもらっていいのかという気持ち。(特に)上司がいなければ暴力団対策を何も教えてはもらえなかった。警察犬指導手や検案医ら陰で応援してくれる方々がいないと警察は成り立たない」と感謝する。

 全国の受賞者は96人。表彰式は警察庁が東京都で行う予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて中止となり、表彰状は県警本部で伝達された。

 米島さんは23日付で同本部組織犯罪対策課への配属が決まっている。

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