前年度下回る2356人 「チーム学校」体制整備 教職員異動【岩手】
県教委は19日、2020年度定期人事異動を発表した。退職者、採用者を除く異動規模は、事務局、小中学校、高校、特別支援学校合わせて前年度を130人下回る2356人。児童生徒数の減少や学校の統廃合に伴い縮小傾向にあり、過去10年間では東日本大震災が発生した11年度に次ぎ小さい規模となった。発令は4月1日付。
【3面に関連、7~10面に名簿】
小中学校・義務教育学校では1536人(前年度1575人)が異動する。校長には教育の復興に向けた取り組みを推進するとともに学力向上、生徒指導などに的確に対応するための教育の復興、学力向上、生徒指導などに的確に対応する人材を配置。新たに主幹教諭を5校に配置するとともに、若手教員の指導を重視した指導教諭9人、指導養護教諭1人を登用し、各校のマネジメント機能の強化や「チーム学校」体制の整備につなげる。
県立学校の異動者数は618人(同662人)。校長には学校教育やスポーツ、文化・芸術の振興などの課題に対応し、特色ある教育活動の実現に向けた人材を配置した。事務局等職員は202人(同249人)が異動する。総括課長級等の職員には学校現場での実績もあり、指導力に優れた人材や知事分局との交流により適任配置に努めた。
19日現在の退職者数は577人(同544人)で、このうち定年退職は446人(同433人)。新規採用職員は363人(同393人)。