奥州・金ケ崎

菓子、おもちゃに興味津々 伝健群で1日限りの店 東北芸術工科大学生ら開設【金ヶ崎】

旧菅原家侍住宅内に1日限定で駄菓子店を開設した金ケ崎芸術大学校「だがしの時間」。来場者が買い物や遊びを楽しんだ
家族連れで買い物満喫

 東北芸術工科大「金ケ崎芸術大学校」の開校日「だがしの時間」は22日、金ケ崎町西根の国選定城内諏訪小路重要伝統的建造物群保存地区(伝建群)内にある旧菅原家侍住宅で開かれた。武家住宅内に1日限りの駄菓子店を東北芸術工科大(山形県)の学生らで開設。町民、家族連れらが足を運び、買い物や遊びを楽しみながらにぎわいのひとときを過ごした。

 新型コロナウイルス感染症対策のため、当初は住宅の縁側に販売スペースを設ける予定だったが、午前中の雨の影響で屋内に変更。来場者には、会場内で使用できる小判(1両当たり10円)で買い物などをしてもらう形で実施した。

 2部屋の仕切りを外した会場内には昔からおなじみのスナック菓子やゼリー、ガムなどが1~4両ほどの価格で販売されるとともに、ビー玉、おはじき、学生手作りのミニチュア駄菓子の模型などが木製の机に並び、学生らが来場者に応対。小判を手にした子供たちは好みの菓子やおもちゃを選んで購入し、学生が書いた妖怪イラストの特製紙袋に包んでもらった。

 奥州市から家族4人で訪れた菊地朔ちゃん(5)、あかりちゃん(2)きょうだいも目を輝かせて買い物を満喫。朔ちゃんは「ゼリーを食べるのが楽しみ」と喜び、買い物に来るのを心待ちにしていたというあかりちゃんも笑顔をのぞかせていた。

 また、型抜きのコーナーでは、成功するまで何度も挑戦する子供らの姿が見られたほか、手拭いなど2出展者の販売も行われた。

 だがしの時間は2019年に続いて2度目。同大芸術学部美術科総合美術コースの学生14人らが菓子や販売品の選定のほか、会場設置、手作りポップの準備などに前日まで当たった。

 森谷美月さん(19)=同コース1年=は「畳に座って子供と同じ目線で気楽に話ができた。(買い物を)楽しんでいる姿を見て癒やされたし、売る側としても楽しかった」と喜ぶ。学生たち自身も買い物をしたり、型抜きに挑戦したりし、鏡菜花さん(19)=同=は「たくさんの種類(の菓子)があるだけでもわくわくする。小判を使って買い物をしている感じが子供の気持ちに戻ったようで楽しい」と表情を緩めた。

 同コース市川研究室の市川寛也講師によると、同イベントは当初から開催を前提で準備を進め、感染防止対策などを図った上で行ったという。「新型コロナウイルスによる自粛モードの中で、どうやったらできるかを考えてほしいというのもあった。菅原家のいろいろな活用を広げ、みんなの楽しい場になるような空間をつくることができればいいと思う」と語っていた。

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