目玉は「ピーターパン」 さくらホール 来年度主催事業決まる【北上】
北上市文化交流センターさくらホールの2020年度主催事業が決まった。ミュージカルや歌舞伎、ジャズコンサートなど十数公演を計画。子供から大人まで楽しめる幅広いジャンルのラインアップとなっている。
目玉は▽山中千尋JAZZ・ピアノトリオ(7月11日)▽ブロードウェイミュージカル「ピーターパン」(8月29、30日)▽松竹大歌舞伎(9月8日)▽立川志の輔独演会(11月29日)。公演をより楽しんでもらうためのワークショップやプレセミナーも企画している。
ブロードウェイミュージカル「ピーターパン」は、同ホール初公演。主演に吉柳咲良さん、松平健さんら豪華キャストを迎え、世界中で愛され続ける不朽の名作を上演する。さくら野百貨店北上店の協賛で公演をリーズナブルに鑑賞してもらう親子ペア券も用意する。
山中千尋JAZZ・ピアノトリオは、人気ジャズピアニストの山中さんが同ホールが所有するイタリア製ファツィオリピアノでジャズの音色を響かせる。松竹大歌舞伎には、花形俳優の尾上松也さんと中村梅枝さんが出演。立川志の輔独演会は同ホールで11年に始まり、今年で10回目の記念公演となる。このほか、上質なクラシック音楽を間近で堪能できる「きたかみサロン音楽会」、気軽に本格的な舞台芸術に触れてもらう「しょうげき公演」も予定。20年度は前年度より鑑賞事業数を減らした一方、子供たちの創作支援やアウトリーチ公演を充実させる。
一般発売に先駆け、割安で主要公演のチケットをセット購入できるプラン「Sactive(サクティブ)倶楽部」の申し込み受け付けを5月5日に開始する。
同ホールは「ミュージカルや伝統芸能、パフォーマンス劇など多彩なラインアップとなった。一年を通してさくらホールを楽しんでほしい」としている。
新型コロナウイルスの感染拡大の状況により公演の延期や中止、サクティブ倶楽部の発売日が変更になる場合がある。問い合わせは同ホール=0197(61)3300=へ。