奥州・金ケ崎

災害状況 迅速に把握 奥州金ケ崎消防本部 ドローン運用を開始

火災、災害時の早期情報収集のため奥州金ケ崎行政事務組合消防本部が運用しているドローン

 奥州金ケ崎行政事務組合消防本部は、火災や災害時の早期の情報収集を主眼に3月からドローン(小型無人飛行機)の運用を始めた。人や車両の立ち入りが難しい現場で、カメラ機能で上空から全体像を把握。迅速で安全な対応につながると期待されている。

 機体は奥州市から貸与を受けた1台で、2日から同市水沢大鐘町の同本部に待機。消防救急課消防救急係が運用している。建物や人の周囲での業務飛行について、国土交通省からの承認を受けた。飛行高度は地上から150メートル以内で、操縦士が機体を目視できる範囲で運用する。

 操縦資格者は、ドローンスクールで学んだ2人を含む8人体制。現場では操縦者と、周囲に目を凝らして飛行の安全を確保する補助者の2人で活動する。

 ドローンの静止画と動画の撮影機能を生かした想定用途は幅広い。火災では山林火災の拡大範囲や、市街地での建物火災の全体像の把握などを見込む。災害や事故などでは人が立ち入れない場所を飛行させ、情報収集や捜索、活動隊の誘導などにも活用する。火災鎮火後の焼損面積の見分など調査にも役立ち、俯瞰(ふかん)的な情報把握により隊員の安全も確保できるという。

 25日現在でまだ出動はないが、資格者が毎週訓練を続けている。2020年度には同本部専用の機体が配備される方向で、佐藤康之係長は「災害の全貌の把握に有効で、効率的な消防力の投入で早期に火災、災害などを収束できる」としている。

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