北上・西和賀

世界最先端の自覚胸に キオクシア 量産開始控え131人入社【北上】

引き締まった表情で決意を新たにするキオクシア岩手の新入社員

 半導体大手・キオクシア岩手(北上市北工業団地、米倉明道社長)の2020年度入社式は1日、同市大通りのブランニュー北上で行われた。同社の第2期生で、19年10月現社名に改称後初の新卒社員。同社は今年度前半の量産開始を控えており、131人が新社会人、世界最先端の新工場の一員としての自覚と決意を新たにした。

 入社したのは大卒(大学院含む)41人、短大卒等4人(専門学校・高専含む)、高校卒86人。出身別では8割が県内で、東北各県、北海道、首都圏など各地から集まった。

 国内外で新型コロナウイルス感染が拡大する中、本県では感染者が出ていないことや「新入社員にとって一生に一度の機会」として規模を縮小し実施。座席の間隔を空け、新入社員ら出席者全員がマスクを着用して臨んだ。

 米倉社長は「本年度はいよいよ本格的に量産開始する。1日も早く多くの商品をお客さまに届けることが、岩手発世界最先端工場としての責務だ。製造ライン拡大投資を積極的に進め、次世代向けの新技術も導入したい」と強調。新入社員には「自分の実力を磨いて積極果敢に挑戦してほしい。皆さんの活躍で会社の歴史をつくり、共に成長していきたい」と期待した。

 新入社員を代表し、五十嵐大翔さん(24)=盛岡市出身、岩手大大学院修了=は「大きな誇りを持って働ける会社に入社でき、この上ない幸せ。仲間と共に切磋琢磨(せっさたくま)しながら日々精進し、岩手発世界最先端を目指すキオクシアの一員として、新しいことに挑戦し続ける」と力強く誓った。

 新入社員は引き締まった表情で式に臨み、熊谷真純さん(22)=北上市九年橋、福島大卒=は「新型コロナウイルスで多くの会社が中止やウェブ入社式になる中、無事できてうれしい。事務職だが理系(技術職)とは違った目線で商品の魅力を発信していきたい」と目を輝かせていた。

 今年度新卒者の当初の採用計画は195人で、実際の採用は3分の2にとどまったが「事業そのものに影響はない」(同社)という。新入社員は北上工場で教育を受け、技術職は四日市工場でも研修する。

 同社は昨年10月に新工場が完成。生産ラインも稼働し、試作品が製造されている。新入社員を含む現在の従業員は約900人で、9月末までに顧客に製品を供給する量産開始に向けた準備を進めている。

 このほか、県南地方の各社でも入社式が行われた。北上市の小田島組(小田島直樹社長)は同市藤沢の新社屋で実施。新入社員20人(大卒9人、高卒11人)が同社オリジナルTシャツを着用して式に臨み、新生活へ胸を膨らませた。

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