一関・平泉

「ひまわり油」限定販売 川崎・門崎ファーム 健康志向にマッチ【一関】

農事組合法人門崎ファームの新商品「ひまわり油」

 一関市川崎町の農事組合法人門崎ファーム(藤江修代表理事組合長)は、新商品「ひまわり油」を数量限定で売り出した。同町門崎地内で昨夏栽培したヒマワリの種から食用油を搾って瓶詰めした。1瓶(180グラム入り)1000円。春彼岸の3連休に合わせ、同町薄衣の道の駅かわさきで販売を開始し、健康志向の消費者らへ向けてPRしている。

 同市大東町渋民の菜種精油業デクノボンズの協力の下、2017年に試験栽培、18年に約2アールに作付けして初めて搾油、19年に約5アールで本格的に栽培し、商品化にこぎ着けた。刈り取った花がらをよく乾燥させ、種を取るまでを組合員らが手作業で丁寧に行い、搾油はデクノボンズに委託した。

 藤江代表理事組合長は「ひまわり油は無味無臭でくせがないことから、さまざまな料理に使える上に、消費者の健康志向にもマッチしている。売れ行きを見ながら、作付面積を拡大していきたい」と語る。

 食用ひまわり油に含まれるリノール酸やオレイン酸は悪玉コレステロールを減らすなどの効果が期待できるとされている。そのままドレッシングとして味わえるほか、加熱に強いことから炒め物に使ったり、バターの代わりなどとしても広く使えるという。

 同組合は特別栽培米「門崎めだか米」が看板商品の一つ。メダカなどの生息に配慮した環境保全型農業の取り組みで、17年度に農業農村整備優良地区コンクール中山間地域等振興部門・農林水産大臣表彰を受賞している。

 「ひまわり油」に関する問い合わせは同組合=0191(43)3639=まで。

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