一関・平泉

青空の下 春耕本格化 一関地方

青空の下、一関遊水地内の圃場で行われた田起こし作業

 4日の一関地方は、本州付近を緩やかに覆う高気圧の影響で晴天に恵まれ、気温は朝方に千厩で氷点下を記録したものの日中の最高気温は一関17・4度、千厩でも17・0度(盛岡地方気象台調べ)と過ごしやすい穏やかな一日となった。

 こうした中、一関市と平泉町にまたがる一関遊水地内の圃場(ほじょう)では田起こしなどの春作業が本格化しており、タンポポや菜の花など春の花が咲いた中、トラクターを操り土を掘り起こし、均平する農家の姿があちらこちらで見られた。

 同遊水地一関第1地区内に約3ヘクタールの圃場を持つ兼業農家の千葉智典さん(31)=同町平泉字塩沢=は同日が今季初の田起こし作業。数日前の雨で土が軟らかくなっていないか心配したが、秋耕起をしていたこともあり乾燥が進み「来週は天気が崩れそうなので、週末の休みを使って作業を終わらせたい」と語り、エンジン音を響かせていた。

 同気象台によると、5日の県内陸部は低気圧が接近するため曇りや晴れで、夜は雨や雪の降る所が多い見込み。

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