花巻

「日本一」へ第一歩 女子硬式野球部が初練習 選手ら喜び 軽快に 花巻東高

守備練習する花巻東高の女子硬式野球部員

 花巻東高校女子硬式野球部の初練習は8日、花巻市松園町の同校で行われた。本県初の女子硬式野球部員となる13人が、三鬼賢常監督の見守るグラウンドで元気いっぱいに始動。「岩手から日本一」の文字が躍る同校硬式野球部グラウンドで、夢への第一歩を記した。

 選手たちは同校隣接の日居城野運動公園で準備運動し、野球ができる喜びにあふれた表情でグラウンド入り。冷たい風が吹く雨交じりの天候も気に掛けず、キャッチボールとフリー打撃、内野ノックのメニューを軽快にこなした。ほとんどの選手が基礎を身に付けている様子で、外野に鋭い打球を飛ばした打者に、ネット裏から「ナイスバッティング」と声が掛かる場面もあった。

 初練習を終えた三鬼監督は「想像した以上にやれそうで、試合形式でも行えそうな感触があった。みんながうれしそうに練習していたのが印象的で、見ている私もうれしかった。良き社会人と女子野球人を育てるため、一日一日を大切に取り組んでいきたい」と話し、まずは一安心の様子。初代主将となる河野瑠生さん(2年)は兄が同校野球部員として甲子園の土を踏んだといい「兄が練習していた憧れの場所だったので、練習できてすごくうれしかった。兄からはチームワークの大切さを教わったので、これから野球をやりたい子たちの土台を作れるよう頑張りたい。目標は日本一」と喜色満面だった。

 同日現在の部員は2年生2人、1年生11人。チームは秋の公式戦を目指し、同市の笹間球場などで練習を重ねるという。

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