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輪禍死4年ぶりゼロ 安全教育の徹底奏功 子供絡む交通事故・19年【岩手】

岩手県警本部=盛岡市内丸

 県警は、子供(中学生以下)が絡む県内の交通事故発生状況をまとめた。2019年は109件(前年比1件増)で前年並みとなったが、4年ぶりに死者ゼロを達成した。県警は家庭や学校での交通安全教育が徹底され、事故防止への意識が高まったと推測。入学シーズンを迎え、今後は通学路での事故が懸念されることから、児童生徒やドライバーに交通マナーの順守を呼び掛けていく。

 県警によると、19年の人身事故発生件数は1970件(同12件減)で、このうち子供が当事者の事故は109件発生。傷者数は132人(同15人増)と微増した。子供の死亡事故は発生せず、4年ぶりの犠牲者ゼロとなった。学校や家庭での交通安全教育や、前年に子供の輪禍死が4人と多かったことで、県民の意識が高まったことなどが背景にあると分析している。

 子供の傷者を類型別に見ると、車の同乗中が75人で最多。後部座席のシートベルト非着用などが影響しており、幼児がけがをするケースが目立つ。このほか、歩行中が35人、自転車運転中が21人などと続く。歩行中の35人のうち、半数以上の19人が横断歩道を渡っている途中で事故に遭っており、県警はドライバーに横断歩道前での減速と一時停止を重点的に呼び掛け、事故防止を図る方針だ。

 県警はこのほか、春の全国交通安全運動(6~15日)に合わせ、関係機関と連携して県民に交通マナーの徹底を周知。交通企画課の伊藤秀一課長補佐は「家庭や地域の中でも横断歩道を渡る前の左右確認などのルールを守るよう呼び掛け、子供と一緒に交通安全活動を実践してほしい」としている。 

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