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チャグチャグ馬コ中止へ【岩手】

 みちのくの初夏の風物詩「チャグチャグ馬コ」が、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて中止する方向で検討されていることが、主催する保存会への取材で10日までに分かった。華やかな装束馬が滝沢市から盛岡市までをパレードし、例年約10万人の観光客でにぎわうため、安全な運営が困難な状況にあった。中止となれば、保存会が発足し現在の形となった1948年以降初の取りやめとなる。

 保存会によると、2020年は6月13日に開催を予定。県内各地から集まった約80頭の装束馬が参加し、鬼越蒼前神社から盛岡八幡宮まで約14キロの道のりをパレードすることにしていたが、「観光客らの密集を避けるなどの安全対策を講じることが難しい」として、神事も含め中止する方針を固めたという。

 役員らに確認した上で、今月中にも中止を正式決定する。盛岡市観光課内の事務局は「安全面を考慮すればやむを得ない。初の中止となれば残念に思う人も多いだろうが、理解を頂きたい」としている。

 チャグチャグ馬コは、農耕に疲れた愛馬を癒やし、無病息災を祈って神社を参拝する風習が起源とされる。200年以上続いており、保存会発足以降は現在の形で毎年開催。19年はあいにくの雨だったが、県内外から約8万7000人の観光客が訪れた。

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