花巻

コンビニで特産品販売 大和造園土木・蜂蜜やワイン 地域PRに一役【花巻】

花巻市内コンビニで販売されているブルーベリー(左から)ジュース、ワイン、はちみつ

 花巻市鍋倉の大和造園土木(鎌田定悦代表取締役社長)が運営する「だいわブルーベリー園」オリジナルのジュース、ワイン、蜂蜜が今春から、地元コンビニエンスストアで限定販売されている。地域の特産品として話題を呼び、花巻のアピールに一役買っている。

 同社では造園土木業のほか、自然環境保全や顧客の健康増進などを狙いに2009年、ブルーベリー園をオープン。商品名とラベルを林風舎(同市)が監修したワインとジュースを12年に、同園栽培ブルーベリーの花から採集した蜂蜜を19年に開発した。それぞれふるさと納税「イーハトーブ花巻応援寄附金」の返礼品で、いずれも好評を集めているという。

 販売されるのは市内ファミリーマート14店(一部酒類の取り扱いがない店舗あり)。ワイン「ゴーシュの水車小屋で」が500ミリリットル2500円、ジュース「かぷかぷブルーベリー」は同量2000円、間もなくデビュー1年を迎える「ブルーベリーはちみつ」は80グラム1500円(いずれも税込み)。

 ワインは飲みやすい酸味で女性人気が高く、ジュースはこだわりの100%で実現した濃さが印象的。全国的に見ても希少なブルーベリーはちみつは、特有の酸味とクセのなさを両立させたフルーティーな味わいが楽しめる。ブルーベリー栽培には一定の寒さが必要とされることから、温暖な地域からも引き合いがあるという。同園では寒冷地向きの約40品種、およそ3000株を1・5ヘクタールの敷地で栽培。鎌田社長(65)は「岩手に遊びに来てもらうきっかけとし、地域のアピールにつなげてもらうためのコンビニ販売。今月にはコミュニティラジオ局などによるPRも始まるので、これからも花巻からの発信を続けたい」と話す。

 コンビニ各店のほか同社での直接購入も可能。問い合わせは、平日午前9時~午後5時に同社=0198(24)4888=まで。

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