奥州・金ケ崎

地域の子育ての支えに 前沢北こども園開園式【奥州】

園旗の授与などが行われた前沢北こども園開園式

 奥州市立幼保連携型認定こども園前沢北こども園(小野寺一恵園長)の開園式が10日、同市前沢古城字四反田の同園で行われた。新型コロナウイルスの感染予防対策を踏まえ、市と園職員のみ約40人が出席。新園舎で園旗の授与などを実施し、地域の子育てを支える新たな施設の誕生を飾った。

 式では小沢昌記市長が「素晴らしい園舎が完成したことは心からの喜び。心豊かでたくましい子供の育成を目指し、地域の子育て環境の先導役として、地域に信頼され、愛される施設となることを祈念する」とあいさつ。小沢市長が小野寺園長に園旗を授与し、前沢の頭文字「M」と、北の頭文字「K」で子供の顔、緑の自然、子供を包む水に恵まれた豊かな環境を表現した公募による園章を中央に施したデザインがお披露目された。

 小野寺園長は「素晴らしい環境の中で職員一同、感謝の気持ちでいっぱい。元気いっぱい、笑顔あふれる前沢北こども園をつくり上げていくため、職員一丸となって全力で園経営と教育、保育の実践を積み重ねていくことを誓う」と決意を表明。最後に、公募の歌詞による園歌も披露された。

 同園は同市前沢の市立幼稚園3園(前沢北、前沢南、前沢東)を統合し、子ども・子育て支援法施行後、市立で初めて整備する認定こども園。旧前沢北幼稚園敷地内に新園舎(鉄骨造り2階建て、延べ床面積1926・25平方メートル)を整備し、118人が入園する。前沢地域で19年4月時点で5人いた待機児童は現時点で解消される見通しだ。

 14日に入園式を行い、15日から3~5歳児、20日から0~2歳児を含む全園児の保育と給食を開始。旧園舎解体など残る工事は7月末までに完了を見込む。

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