一関・平泉

もこもこすっきり 夏前にヒツジ毛刈り 下大桑飼育者の会【一関】

飼育しているサフォーク種の毛刈りを行った下大桑ヒツジ飼育者の会

 一関市萩荘下大桑地区の下大桑ヒツジ飼育者の会(桂田清会長)は19日、同市萩荘地内で恒例のヒツジの毛刈りを行った。ヒツジたちはバリカンでもこもこの毛を刈り取られ、夏に向けて“衣替え”。羊毛は県内のホームスパン作家の材料として活用される。

 同会は耕作放棄地の有効活用や萩荘をヒツジの生産地にすることなどを目的に2016年に設立した。会員は地区住民で、英国原産のサフォーク種約30頭を飼育。羊肉の出荷のほか、羊毛の活用、オリジナルの焼き肉のたれの販売などにも取り組んでいる。

 梁川ひつじ飼育者の会の松島英彦さんが講師を務め、サフォーク種19頭の毛を刈った。暴れるヒツジを会員が誘導し、松島さんが専用のバリカンを使って毛刈りの手本を見せた。松島さんによると、1頭から約3~4キロの毛が取れるという。最後に伸びたひづめを切り、けがをしている部分に薬を塗った。

 会場には、本県のホームスパン作家でつくる団体「homespun meeting(ホームスパン ミーティング)」のメンバーも見学に訪れた。19年も下大桑の羊毛を購入したメンバーの女性(盛岡市)は「前回はネクタイや小物などを製作した。今回も毛触りなどを確認して、去年と同じような品質なら今年も使用したい」と吟味していた。

 下大桑ヒツジ飼育者の会では現在、ヒツジの革製品の制作も計画している。桂田会長は「サフォーク種は病気や暑さに弱く、飼育するのが難しい。だからこそ飼う価値があるし、やりがいもある。羊毛はもちろん、革製品や食肉に関しても、今後も頑張っていきたい」と話していた。

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