一関・平泉

うまい飯 うちで 「持ち帰り」実施店応援 SNS投稿に統一ハッシュタグ 平泉・一関DMO

世界遺産平泉・一関DMOがスタートした「#一関平泉エール飯」のPRロゴ

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、飲食業界が冷え込む中、世界遺産平泉・一関DMO(松本数馬代表理事)は20日、一関、平泉両市町で持ち帰りメニューを提供している業者をインターネット交流サイト(SNS)で発信する新たな取り組み「#一関平泉エール飯」をスタートした。各業者が自宅や職場などで食事が楽しめるメニューなどについてSNSに投稿する際に、統一ハッシュタグを付けることでより広く発信しようとするもので、連携して難局打破を目指していく。

 新型コロナの感染拡大に伴い、一関地方でも観光業や小売業、飲食業など広い範囲で影響が出ており、一関商工会議所が行った影響調査でも予約キャンセルや売り上げ減などの実態が明らかになっている。一方、緊急事態宣言が全国に拡大されたことで、外出を自粛し買い物が困難となっている市民も増えている。

 一関地方の観光振興を官民一体で進める地域組織(DMO)となる同団体としても支援策を模索し、市内でも新型コロナの影響を受けて、これまで店内だけでの飲食提供からテークアウトを開始した飲食店が増えたことから、持ち帰りメニューの情報を寄せてもらい、同DMOのSNSやホームページで発信する取り組みを3月から行ってきた。

 この取り組みをさらに発展させ、統一ハッシュタグを付けて投稿する「エール飯」として実施。エール飯の取り組みは全国的に波及し、県内でも北上市や奥州市で行われており、今回は県食品衛生協会一関支会や県菓子工業組合一関支部、市観光協会なども協力する。

 統一ハッシュタグは「#一関平泉エール飯」「#コロナに負けるな一関」の2種類。各業者は、持ち帰りメニューを紹介する記事や写真にハッシュタグを付けて投稿する。一方、実際にテークアウトした利用者も同様にハッシュタグを付けて発信することで、各店を応援してもらう。投稿内容は店名や住所、営業時間、定休日、メニュー、地図などを想定する。

 松本代表理事は「新型コロナの影響で飲食店は厳しい状況にあり、地元での利用が求められる中、ハッシュタグを付けてまとめて掲載することでより利用しやすくしたい」と語っている。

 問い合わせは同DMO=0191(48)3838=へ。

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