一関・平泉

コロナから守る 校長奮闘 油島小 児童のためマスク作り【一関】

全校児童のためにキッチンペーパーマスクを作る油島小の佐藤校長

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で全国的にマスク不足が続く中、一関市立油島小学校の佐藤修校長は全校児童42人のためにキッチンペーパーを使ったマスクを手作りしている。完成品は各クラスに常備され、マスクを用意できなかった児童に配布。使い捨ての簡易的なマスクだが、一つ一つに児童の健康を願う思いが込められている。

 同校では全校児童にマスク着用を推奨しているが、市内でも購入が困難になっていることから、忘れて登校した児童や準備することができない家庭のために、今月からマスク作りを始めた。

 作り方はインターネット上の動画を参考にした。材料はキッチンペーパー、ゴムひも、ビニールタイ。縫うのではなく、両面の粘着テープで貼り付けるため、1枚3~5分ほどで仕上げることができる。

 保健室に数枚置くことを考えていたが、作業のスピードが上がり全校分を作るようになった。児童用のほか、教員や用務員用も製作。大きさは児童用が幅15センチ、大人用が19センチとなっている。

 終業後に時間をつくって製作しており、「(全校分作るのは)小規模校だからこそできる。マスクの作りは単純だが飛沫(ひまつ)を防ぐことができ、1日は持つ」と説明する。

 5~6年生にはキッチンペーパーマスクとハンカチマスクの作り方を直接指導した。「校長は児童と直接関わる機会が少ないが、子供たちのために自分で何かできないかと考えた」と思いを語る。

 一方で、手作りマスクの普及でキッチンペーパーやゴムひもが品薄になっていることから「自分でマスクを作るときに再利用できるので、ゴムひもは捨てずに取っておくよう呼び掛けている」という。

 地方でも感染が拡大していることから「子供たちも自由に外出ができず、つらい思いをしている。安心して学校に通えるよう早く収束してほしい」と願っている。

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