一関・平泉

買い取り1万枚超 市長「協力に感謝」 みんなのマスクプロジェクト【一関】

 手作りした布マスクを買い取り無料で配布する一関市の「みんなのマスクプロジェクト」は、7~24日に市民から買い取った枚数が1万枚を超えた。当初計画した約6000枚を大幅に上回ったことについて勝部修市長は、27日に市役所で行われた記者との懇談で「市民の協力に感謝しなければならない」とした上で「一関の大きな市民力としてこれからもプロジェクトを行う機会が出てくればいい」と語った。

 みんなのマスクプロジェクトは、市民が端切れなどを使って手作りしたマスクを市が1枚150円で買い取り、希望する市民1人に2枚を無料配布する取り組み。

 市健康づくり課によると、7日から24日まで同市山目の一関保健センターと市役所各支所保健福祉課で受け付けたところ、買い取り済み分で9772枚、未買い取り分で約2000枚が市民から提供された。これ以外に個人を含む民間企業・団体からは1686枚が寄贈された。

 勝部市長は「配布方法についてはさまざまな意見を頂き、配布方法を見直して在宅の方々にも行き渡るような仕組みをつくった。買い取りは終わったが、寄贈したいというところが結構ある」と語った。

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