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自宅で塗り絵楽しんで カードをウェブ配布 岩手県立博物館

県立博物館がウェブ配布を始めた「恐竜ぬり絵カード」の見本作品

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため臨時休館している県立博物館(盛岡市)は、ホームページで「恐竜ぬり絵カード」のウェブ配布を始めた。休校や外出自粛で自宅で過ごす時間が長くなっている子供たちに楽しんでほしいとしている。

 国の緊急事態宣言地域の全国拡大を受けた臨時休館は6日までで、例年であれば子供向けのイベントを開催し多くの家族連れでにぎわう時期。感染防止の観点から子供向けの「たいけん教室」(毎週日曜日開催)も5月いっぱいは中止しており、これまで開催した事業の題材を活用して自宅でも楽しめるコンテンツを提供しようと考えた。

 配布しているのは▽マメンキサウルス▽カスモサウルス▽エドモントサウルス―の3種類。いずれも同館で骨格標本を展示している恐竜で、中でも長い首が特徴のマメンキサウルスは同館エントランスホールから2階へ続く階段に復元全身骨格模型(全長約22メートル)が展示され、多くの来館者の目を引く。

 同カードは同博物館公式サイトのお知らせ内「おうちでやってみよう!『恐竜ぬり絵カード』」からダウンロードできる。

 来館者数は新型コロナの影響で例年と比べ少なくなっている。同館専門学芸員の望月貴史さんは「外出が厳しい状況だが、自宅で塗り絵を楽しんでほしい。新型コロナ対策が終わり通常開館できるようになったら、ぜひ塗った塗り絵を持ってきてもらい、骨の標本などと見比べてほしい」と話している。

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