一関・平泉

布マスク自販機お目見え 厳美【一関】

手作りの布マスクを無人自動販売機で販売している佐藤さん

 一関市厳美町の佐藤順子さん(60)は、手作りした布マスクを町内の厳美市民センター山谷分館近くの無人自動販売機で販売している。新型コロナウイルスの感染拡大でマスク不足が続く中、「少しでも何かの力になればという思いで始めた。新型コロナが早く収束してほしい」と願っている。

 佐藤さんは手芸が趣味で、子供服やエコバッグなどを製作している。マスク作りは4月初めに家族から頼まれたことがきっかけで、新聞や市内の裁縫店、動画投稿サイト「ユーチューブ」などで作り方を学んだ。

 マスクはガーゼと端切れを縫い合わせ、ゴムひもを通して製作。あごの下まで覆える大きめの作りで、水玉や花柄など見た目も楽しく仕上げた。耳に掛けるゴムひもは、在庫がなくなって以降は毛糸を代用し、装着した際にマスクの位置を調整できるように工夫した。

 夫が代表を務めるさとうりんご園の無人販売機で、1枚300円で販売している。

 今後、田植えなどの農作業が本格化することからマスク製作をいつまで行えるかは未定だが、佐藤さんは「マスクが普通に購入できるようになり、新型コロナがこれ以上広がらないでほしい」と話している。

 問い合わせは同園=090(3121)9154=へ。

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