日ごろの感謝 伝えよう きょう「母の日」 生花店 多彩な品ぞろえ
10日は「母の日」。一関地方の生花店などでは定番のカーネーションなどが売り出され、母親に日ごろの感謝を伝えようとする人たちが買い求めている。
一関市駅前の「フラワーショップ花くらぶ」ではカーネーションをはじめ、アジサイ、ガーデニング用のラベンダーやマーガレットなどが人気。花束や鉢植え、アレンジメントなど多彩な品ぞろえで対応している。
同店によると、今年は新型コロナウイルスの影響か、宅配便での注文が例年よりも増加。客が母親に宛てて花に添えるメッセージカードでは「コロナに気を付けて」などと気遣う言葉が目立つという。
新型コロナをめぐって花卉(かき)業界9団体で構成する日本花き振興協議会は、感染予防のため店内の密集回避や業者の配送状況などを考慮し、5月の1カ月間を「母の月」と提案している。
9日に同店を訪れた畠山翔太君(7)=南小学校2年=は「お母さんのため買いに来た」とカーネーションの鉢植えを選んだ。付き添いの祖母信子さん(68)は母の月について「いいと思う。母の日だけでなく花に親しみやすくなる」と歓迎していた。
同店の野田栄子代表は「期間限定商品もあるが、母の日が過ぎてもお客さんの希望があればメッセージカードを付けたりしたい」と話している。