県内外

【新型コロナ】岩手県立美術館など再開 感染防止対策凝らし

入館時の密集防止策として間隔を空けて並ぶよう案内するシート

 新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言を受けて臨時休館していた県立の美術館や博物館、図書館などは、施設使用制限の一部緩和を受け約2週間ぶりに再開し始めた。各施設では感染防止に配慮しながら、利用者を迎え入れている。

 新型コロナ対策で全国の美術館や博物館の休館が続く中、政府の改定基本的対処方針を受けて文化庁は4日、密集防止策を前提に博物館や美術館、図書館などの再開を判断するよう全国の自治体に求めた。県の方針に基づき、県立図書館は7日、県立美術館と博物館は8日に利用を再開している。

 このうち盛岡市本宮の県立美術館では、入館時の密集を避けるためスロープを設け間隔を空けて並ぶよう足下に案内するシートを張った。飛沫(ひまつ)感染を防ぐため総合受付・チケット売場で利用者とスタッフとの間に透明なアクリルボードも設けた。

 入館者には検温と連絡先の記入に協力を求める。万が一の感染症が発生した際に円滑な対応につなげるためだ。業務内容や職員が感染した際のリスクも想定して在宅勤務も始めた。

 手指用のアルコール消毒液を置き、マスク着用にも協力を求めるとともに、大勢が触れることが多い手すりやドアノブ、エレベーターのボタンなどの小まめな消毒も欠かさない。

 現在は常設展のみ開放し、レストランや物販は休業している。来月予定の企画展も展示物の確認や搬入作業で県外と行き来する必要があることから現段階で開催は未定。密集が想定される団体利用の対応なども今後の検討課題だという。

 同館の藁谷収館長は「経験のないことで対策は手探り状態だが、開館を待つ多くの人に安全に見てもらう体制を取っていきたい」と話す。

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