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盛岡城跡を「人道」の赤で 28日まで赤十字ライトアップ

赤色にライトアップされた盛岡城跡公園の石垣=8日午後7時30分ごろ

 8日の「世界赤十字デー」にちなみ、盛岡市の盛岡城跡公園(岩手公園)の石垣を赤十字のシンボルカラーの赤色に照らすレッドライトアップが始まった。28日までの間、午後6時から10時まで点灯し赤十字運動への理解を深めてもらう。

 レッドライトアップは、赤十字運動への理解促進を目的に、赤十字の創始者アンリー・デュナンの生誕の日である世界赤十字デーに合わせ、全国各地のランドマークや歴史的建造物などを赤く照らす取り組み。紛争や災害で苦しむ人々に寄り添い、デュナンや日赤創始者佐野常民が強く訴えた「人道」への理解促進を目的に2016年から実施している。

 同公園のライトアップは、日本赤十字社県支部が19年度から取り組んでいる。

 今年度も道路に面する公園西側の石垣をライトアップ。新型コロナウイルスの感染が拡大し医療従事者の負担が大きくなる中、同支部組織振興課の西海枝武志課長は「デュナンが敵味方の区別なく救護したのが赤十字の始まり。その精神を尊重し新型コロナに全世界の皆で立ち向かいたい」と話す。

 ライトアップの様子は県支部のホームページやインスタグラムでも紹介している。

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