北上・西和賀

経験値必ず生きてくる 北上駅 全国大会中止 中高生にエール 新型コロナ

北上駅東口改札口付近に全中、全国高総体中止に関する直筆のメッセージをつづった石川さん

 北上市のJR北上駅東口改札口付近に、新型コロナウイルス感染拡大の影響で2020年度中止が決まった全国中学校体育大会(全中大会)と全国高校総合体育大会(全国高総体)に関するメッセージボードが設置されている。駅員の思いを込めた直筆の文面で、生徒たちにエールを送っている。

 メッセージは、改札業務を受託するJR東日本東北総合サービス北上駅東口業務長の石川伸也さん(56)がしたためた。石川さん自身、高校時代はレスリングに打ち込み、社会人になってからも市内の高校でレスリング部のコーチを13年間務めた。体育会系として中高生が全中大会や全国高総体に懸ける思いを知っているだけに、ボードには「この日の為に昼夜問わず頑張ってこられた皆様の気持ちを察します。気持ちの整理がつくまで自己と向き合い、乗り越えて欲しい」と率直な思いをつづった。

 さらに「皆さんが培ったのは競技の技術だけではない。既に体得した『夢を追う、仲間を大切にする、礼節、感謝、思いやり、努力、諦めない心』これらを大切にこの先も力強く生きて欲しい」と記載。「頑張って歩んだ道のりは経験値としてこの先必ず生きてくる。こうした経験を基に、『他人(ひと)を思いやり優しさを分けてあげられる』大人となって頂きたい」と激励し、疫病から人々を守るとされる妖怪・アマビエと季節感あるチューリップの絵を添えた。

 このメッセージボードは20日ごろまで設置。石川さんはこれまでもイベントごとにメッセージを記しており、コロナ禍の中で今後も誰かにエールを送る内容をつづる。

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