一関・平泉

8月までオンライン授業 きょうから 期末試験も遠隔で 一関高専

12日に遠隔授業を開始する一関高専。11日には動画配信で吉田校長らが始業式を行った

 一関市萩荘の一関工業高等専門学校は、12日にオンラインによる遠隔授業を開始する。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、8月までの前期の授業を全てオンラインで対応。11日には始業式をインターネットの動画配信で行い、吉田正道校長が学生たちに「一緒にこの難局に立ち向かい、未来へと進んでいこう」と呼び掛けた。

 同校では新型コロナの影響で、2020年度入学式を中止し、在校生に対して登校制限措置を取っている。学生寮の利用や部活動も禁止としている。

 遠隔授業は自宅などからパソコンやスマートフォンを使ってログインし、受講する。授業時間は90分で、チャット機能などを使って教員に質問することができる。授業開始は午前8時50分で、遠隔でのショートホームルームも行う予定。

 自宅にパソコンがない学生には、同校で貸し出す考え。8月の期末試験も遠隔で実施し、校内で行う演習などは後期に組み込む計画だ。

 情報・ソフトウエア系の小保方幸次教授は「遠隔授業のためにパソコンを自ら購入した学生もいる。初めてのことなので、ログインの仕方が分からないなど問い合わせが多く寄せられている」といい、「学生たちの自主性も大切だが、(特殊な状況で)いかに授業に興味を持ってもらえるかを教師が工夫するのも必要だ」とより学びやすい方法を探る。

 同校では夏季休業の期間、後期の開始時期なども検討していく。吉田校長は「1年生に限っては一度も登校することなく前期を終えてしまう。保護者の方にも負担をかける」と学生らを気遣いながら、「遠隔授業を有効な手段として捉え、質の高い学びを学生に届けていきたい」と前向きな姿勢を示す。

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