花巻

大迫あんどんまつり中止 新型コロナで苦渋の決断【花巻】

「大迫あんどんまつり」の中止を決めた大迫あんどん山車保存会の役員会

 大迫あんどん山車保存会(佐々木行雄会長)は新型コロナウイルスの感染拡大防止を踏まえ、毎年8月に花巻市大迫町内で開催している盆の伝統行事「大迫あんどんまつり」を中止することを決めた。

 11日夜に上若、下若、川若、若衆の各組代表者や同会役員が市役所大迫総合支所に集まり、開催可否について協議した結果、感染防止の観点からあんどん山車の制作、運行は難しいという意見で一致した。

 祭りは中止となるが、先祖供養として同町の愛宕山慰霊塔と天保義民之碑で行われている音頭上げは、各組の代表者や関係者が参加して実施する予定。このほか、新型コロナの状況を考慮した上で、組ごとに公民館に角あんどんを飾るなどの取り組みも検討されており、7月に改めて会合を開き各組の意向を確認する。

 佐々木会長は「楽しみにしている人が多く、盆供養の意味もある伝統行事なので中止は苦渋の決断だが、やむを得ない。事態が収束したら来年以降、盛大に開催したい」と語った。

 市無形民俗文化財に指定される大迫あんどんまつりは、江戸時代の大飢饉(ききん)で餓死した人々を供養するために始まったとされ、約200年の歴史を誇る。毎年8月14日と16日に町内4組が手作りのあんどん山車を運行し、盆の帰省客や観光客でにぎわう。

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