一関・平泉

本寺キツネ 農地見下ろし 栗駒山に雪模様【一関】

一関市厳美町の本寺地区から望む栗駒山山頂付近の残雪。キツネが走っているような形をしていることから地元では「本寺キツネ」と呼ばれている

 一関市厳美町の本寺地区から望む栗駒山山頂付近に「本寺キツネ」が現れた。地元では昔から田植え時期を告げる雪模様とされ、農作業中の地区住民らがキツネの姿を眺め今年の五穀豊穣(ほうじょう)を願っている。

 キツネが走っているような雪形は10日すぎから見え始めたという。国の重要文化的景観で昔ながらの小区画水田が残されている骨寺村荘園遺跡内では、キツネに見守られながら住民が農作業に励んでいる。

 同地区の70代男性は「20日ごろまでは見れそうだ。昨年は台風19号の影響で収穫はいまいちだったが、今年は豊かに稲が実るように願っている」と話している。

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