奥州・金ケ崎

コロナ対策へ支援の輪 医療現場で役立てて 町にフェースシールド トヨタ自東日本【金ケ崎】

トヨタ自動車東日本が金ケ崎町に寄贈したフェースシールド

 トヨタ自動車東日本(本社宮城県大衡村、宮内一公取締役社長)は、新型コロナウイルスの予防に使う自社製の医療用フェースシールド50個を金ケ崎町に寄贈した。主に金ケ崎診療所で使用されるといい、全国的に品薄な中での寄贈に感謝している。

 新型コロナに関係する医療現場の支援を、トヨタグループでは東日本大震災後から続けてきた支援活動「ココロハコブプロジェクト」の一環と位置付けて実施している。感染拡大を受け、同グループ各社は緊急にフェースシールドを生産しており、事業所がある医療機関や自治体などに優先して提供している。

 同町には、トヨタ自動車東日本岩手工場があることから、町の需要を聞き取って11日、同社の宮城大衡工場で生産した物を贈った。透明なシールド部分はポリプロピレン製となっている。

 ほかに同社の在庫から防塵(ぼうじん)服と防塵マスクも贈られたといい、町は「全国的に医療用品の確保が難しくフェースシールドの新規購入も見通しがついていなかったが、寄贈で当面の計画数は確保できた」と感謝していた。

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