おいしい餅 期待膨らませ 永井小5年生 田植え体験【一関】
一関市立永井小学校の田植え体験は22日、同校近くの水田で行われ、5年生23人がもち米の苗を手植えして出来秋に期待を込めた。
例年は地域住民も参加していたが、今年は新型コロナウイルス感染防止を目的に児童と保護者で実施。児童は広さ0・3アールの田んぼに足を入れると「すごく冷たい」「変な感触」などと歓声を上げつつ、30センチ間隔に印を付けたロープに沿って慎重に苗を植えていた。
佐藤優輝君は「入った時は冷たかったけど、だんだん温かくなった。苗を植えるのは意外と簡単だった」と話し、安部さくらさんは「雨で延期になっていたので、きょうを楽しみにしてた。収穫したら、きなこ餅にして食べたい」と心待ちにしていた。
10月ごろに稲刈りを行う。もち米は餅にして保護者らと一緒に味わうほか、一部は地域住民を対象に販売する。