奥州・金ケ崎

岩高生が“先生役に” 江刺一中生と田植え【奥州】

岩谷堂高の実習田で田植えを体験する江刺一中の3年生

 県立岩谷堂高校と奥州市立江刺第一中学校が連携した田植え体験の授業が26日、同市江刺岩谷堂字御所橋の同高実習田で始まった。中学生が農業を学ぶ高校生に教わり、昔ながらの手植えを行っている。

 農業系列を選択した高校生の作物教科と、中学生の技術・家庭科の単元「生物育成に関する技術」との連携で、今年で2年目。中学生は3年生を中心に164人、高校生は3年生6人が参加し、同日と28日の日程で取り組む。

 授業は約11アールの実習田で実施。高校生は機械使用を含めた田植えを経験済みで、指導しながら苗の補充などを手伝った。中学生は大半がはだしで水田に入り、丁寧に「ひとめぼれ」の苗を植え込んだ。

 江刺一中の栗田篤弥さんは「農業の魅力と大変さを感じた。苗を等間隔に植える理由を調べてみたい」、岩谷堂高の菅野夏海さんは「以前の授業で手植えを教えてもらったが、教える側になると想像と違って大変だった。自分たちも作業を再確認しているようで楽しい」と話していた。

 水田は高校生が栽培を管理する。秋には再度合同で収穫を行い、コメは両校で分配する予定。

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