見つけた 2色のツツジ 川崎・薄衣 【一関】
一関市川崎町薄衣地内の公園で、一輪の花なのに真っ二つに色分けして咲いたツツジが見つかった。開き切った五弁の花が白とピンクできれいに二等分され、見つけた一家も「今まで見たことがない」と、自然の妙に感心するばかりだ。
最初に見つけたのは同町在住の介護職今野智さん(35)の長女智華さん(6)。休日に一家5人で遊びに出掛けた泉沢河川公園で、白やピンクの花が満開となったツツジの生け垣の中にあった。
ツツジは白い花の株、ピンクの花の株と見分けが付いたものの、このユニークな2色のツツジは両方の枝が入り交じった所で見つかったという。
一枝に2色や、一輪に2色という咲き方は源氏の白旗、平氏の赤旗にちなんで「源平咲き」とも呼ばれ、ウメやモモの花などにも見られることで知られる。
智華さんは帰宅後も2色の花の絵をうれしそうに描き、一家の楽しい休日の一こまを花とともに心に刻んだ様子だったという。