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高総体代替大会を断念 県高体連 専門部が可否判断へ【岩手】

 県高体連(会長・中島新盛岡三校長)は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となった県高校総合体育大会の代替大会開催を断念した。感染リスクや既に部活動を引退した3年生がいることなどを考慮し、28日までに判断。各専門部などに独自開催の可否判断を委ねており、開催の場合は財政面で取り組みを支援する方針。

 県高体連は4月17日、選手の安全を最優先に県高総体の中止を決定。各専門部から代替大会の希望があれば前向きに検討する方向だったが、感染収束の見通しが立たず、県高体連が主導する大規模な大会は困難と判断。28日までに各専門部に通知した。

 各専門部などが独自に開催する場合、費用を負担する方針だが、開催には他の競技大会や学校行事との兼ね合いを考慮して日程を調整する必要がある。また、既に学校単位の引退練習などを行い、進学や就職への準備を始めている生徒も多く、3年生も含めた練習の再開は厳しい状況にある。

 県高体連の佐藤義文理事長は「既に気持ちを切り替えた生徒の心情を考慮すると、代替大会を開くことは難しい部分もある。専門部や学校単位で何かしたいという希望があれば、代替行事に位置付けて取り組みを支援したい」としている。

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