一関・平泉

泥んこになって手植え 龍澤寺こども園 年長児【一関】

手植えを体験する認定龍澤寺こども園の年長児ら

 一関市山目町の認定龍澤寺こども園(塩竃素明園長)の田植え会は29日、同市中里字南白幡の水田で行われ、年長児が手植えを体験した。

 食育教育の一環として15年ほど前から実施しており、同日は年長児44人と保護者合わせて110人ほどが参加。JAいわて平泉一関青年部中里支部が管理する約5アールの水田に、園児が種まきや水やりなどをして育てたもち米「こがねもち」の苗を植えた。

 園児たちはほとんどが初めての体験で、泥に足を取られて前に進めなかったり、バランスを崩して尻もちをついたりと苦戦する姿も見られたが、同支部員が事前に引いた線に従って15センチほどに成長した苗を数本ずつ丁寧に植えていた。手植え後は同支部が管理する別の田んぼで支部員が運転する田植え機に乗り、苗を植える様子を見学した。

 升屋心茉ちゃん(5)は「泥の中は歩きづらくて大変だったけど、たくさん苗を植えた。お餅は好きなので大きくなってほしい」と話していた。

 同園によると、今後は時折田んぼを訪れて苗の成長を観察し、9月下旬から10月上旬にかけて稲刈り、11月には餅つきを体験する予定。

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