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動物公園 開園へ周到 盛岡・ZOOMO 感染防止に距離確保も

来月1日に営業を開始する盛岡市動物公園。ロープによる規制やユニークな注意書きで密集防止を呼び掛ける

 盛岡市新庄の市動物公園(愛称・ZOOMO)は、6月1日に今季の営業を開始する。今季は新型コロナウイルス感染拡大を受け、来園者への検温や獣舎の消毒などを実施。人から動物に感染する可能性もあることから、観賞する際は動物とのフィジカルディスタンス(物理的距離)を取るよう呼び掛けている。

 同公園は指定管理会社の変更に伴い、今季の営業開始が約2カ月遅れた。準備期間中、雌のピューマや希少なハチクマなど新たな動物を迎え入れたことで多くの来園が期待されているが、密集によるクラスター(感染者集団)発生の危険性もある。

 こうした現状を踏まえ、同公園は対策マニュアルを作成。マスク着用やアルコール消毒といった基本的な予防のほか、動物と接触する飼育時にフェースシールドを着用。ライオンやタヌキ、フェネックなどの11種類を感染リスクの高い動物に指定し、より強力な消毒剤で獣舎を清掃することなどを定めている。

 来園者に対しては、チケット購入前の検温や、園内放送での「3密」防止の注意喚起を実施。県外からの来園は、できるだけ自粛するよう求めている。レストランの座席数削減、動物と近距離で接触するイベントの中止なども行い、感染リスクを減らす。

 人から動物に感染する可能性もあることから、展示スペースに規制用のチェーンやロープを設置。さまざまな動物を物差し代わりにして2メートルの距離を置くように呼び掛けており、正面入り口付近の展示場所には「ニホンザル約3・6頭分」といったユーモラスな注意書きが掲げられている。

 開園時間は午前9時30分~午後4時30分。今季は11月末まで営業する。運営会社のもりおかパークマネジメント企画・営業広報チームリーダーの森敦子さん(44)は「やっと開園できてうれしいが、お客さまには感染防止で多くのお願いをすることになる。人と動物が安全に過ごすために協力してほしい」としている。

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