奥州・金ケ崎
古里の景観、暦に パソコン用壁紙 市ＨＰで提供スタート【奥州】
奥州市は、自然景観をアピールする一環として、今月から市ホームページ（ＨＰ）でパソコン用壁紙カレンダーを提供開始した。２日にダウンロードが可能となった今月は、同市胆沢若柳字尿前地内で撮影した爽やかな５月の風景「奥州湖と猿岩を望む」。今後も月末に翌月分を提供していく考えで「なかなか帰省できない出身者に奥州市の『今』を伝える（手段の）一つ。美しい景観を拡散してもらいたい」と期待している。
機構改革で２０２０年度に同市総務企画部都市プロモーション課が設けられたことから、「奥州市をプロモーションする目に見えるものを発信しよう」と職員が内部検討。市の魅力として取り上げられることが多い、自然、風景を発信する方法として壁紙提供の開始を決めたという。
壁紙は毎月更新とし、同課広聴広報係職員が撮影する。季節ごとに同市をイメージする風景を撮影するが、「風鈴」「阿原山のレンゲツツジ」などが今後の候補に挙がっているという。壁紙カレンダーのページからダウンロード可能で、４日からは同ページに撮影場所の地図情報も掲載している。
開始となった今月の壁紙は、同課の阿部満さんが「緑に包まれた奥州湖周辺と合間から望む残雪が良いと思った」と撮影した奥州湖の湖面と猿岩、そして奥羽山脈の残雪を遠望した１枚。青空を流れる雲も爽やかさを際立たせている。
同課の千葉訓裕課長は「ゴールデンウイークに帰省できなかった出身者もいる。今を伝える一つの手段としてＰＣ用の壁紙は良いと思う。奥州市の風景を身近に感じてもらい、移住や定住を考えてもらうきっかけにもなれば。そういう広がりも期待している」と話している。
壁紙カレンダーのアドレスは次の通り。
