北上・西和賀

気になる風景切り取り 学校周辺で撮影 和賀西小【北上】

気になる景観をそれぞれの感性で撮影する児童

 北上市和賀町横川目の和賀西小学校(藤野高嗣校長、児童72人)で4日、景観学習が始まった。3年生18人がデジタルカメラを手に学校周辺を散策。それぞれの感性で風景を切り取り、地元の自然に親しんだ。

 散策に先立ち、NPO法人いわてNPO―NETサポートの菊池広人事務局長が景観について説明した。「好きな景観もあれば嫌いなものもあるはずで、それを考える時間にしてほしい。嫌いを好きに変えることだってできる」と強調。「好きや嫌い、気になる景観を見つけて、いっぱい撮影してください」と呼び掛けた。

 教室での授業後、デジカメを持った児童たちが出発。道路脇に咲く花や田畑、通過する電車、家屋、農業用水路といった風景を見つけては、夢中でシャッターを切った。「この花は黄色でかわいいから好き」「トンネル内の出っ張りが不思議」などと、思い思いに風景をカメラに収めていた。

 豊かな景観を次世代に継承する学習で、市が主催し10年以上続く取り組み。今回は同校のほか、3日には笠松小でも始まった。

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