はしご車出動 子猫救出劇 近所住民が保護【金ケ崎】
金ケ崎町西根本町地内で13日、マツの木から下りられなくなった猫の救出劇があった。奥州金ケ崎行政事務組合消防本部の活動と住民の協力で無事保護され、近所の人々に笑顔が広がった。
付近では朝からカラスが騒がしく、住民が高さ約20メートルのマツを見上げたところ、樹頭付近でカラスに威嚇されている猫に気が付いた。近所住民が駆け付ける騒ぎになり、カラスは追い払ったもののマツが高くなすすべがなかったという。
住民が正午すぎ消防へ連絡し、水沢消防署のはしご車が出動した。猫は網を使って救出されたが、救助隊にかみつくなどおびえた様子。住民が用意したケージに入っておとなしくなると、周囲から拍手が湧き上がった。
首輪がなく野良の子猫とみられ、マツの木がある家の高橋テルミさん(79)が避妊・去勢手術も含めて保護することを決めた。高橋さんは「これまで近所では見たことのない猫。近くに犬もいたので、怖がって訳が分からず木の上まで登ってしまったのではないか。消防の皆さんが救出してくれて本当にありがたい」と話していた。
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