奥州・金ケ崎

望遠鏡で日食観察 宇宙少年団 Z分団が開講【奥州】

今年度最初の活動で日食を観察するZ分団の団員たち

 日本宇宙少年団水沢Z分団(亀谷收分団長)の開講式は21日、奥州市水沢の国立天文台水沢VLBI観測所・VERA観測棟前で行われ、小学1年~高校2年の40人が入団した。活動開始の同日は部分日食で、団員と家族が自作の望遠鏡などで観察した。

 同分団は1993年に結成し、同市内外の少年少女の科学の芽を育んでいる。2020年度は5月に活動開始の予定だったが、新型コロナウイルスの影響で初回を中止したため同日が活動初日となった。

 同日は、牛乳パックなど1リットルの紙パックを二つつなげた「ピンホール牛乳パック望遠鏡」を作ってきた団員が家族と共に集合。開講式では、亀谷分団長が「改めて宇宙に関係する行事ができるのがうれしいと感じる。きょうは日食、夏至、父の日。家族で楽しんでもらいたい」とあいさつ。同観測所の本間希樹所長は「みんなで一緒の活動を楽しんでほしい」と祝辞を述べた。団員証の交付は接触を避け「エア」で行った。

 全員での記念撮影に続いて亀谷分団長の指導で日食観察。亀谷分団長は「太陽を直接見ない。サングラスでも駄目」などと注意し、「ピンホール」での観察方法を指導した。

 団員たちは、自作の望遠鏡のほか、分団リーダーが準備した望遠鏡、太陽観察器などを活用して日食の様子を見守り、「日食を見てドキドキした。宇宙や天体は面白い」などと話していた。

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