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マリ共和国にビデオレター ホストタウン事業で盛岡市 地元の魅力紹介

盛岡市がマリ共和国の柔道連盟に送ったビデオレターの一場面

 2021年の東京五輪に向け、マリ共和国のホストタウンに認定されている盛岡市は、来夏に市内で事前合宿する同国の柔道連盟に対し、ビデオレターを送った。新型コロナウイルス感染拡大で直接交流が困難な中、盛岡の魅力を映像で発信し、住民らが選手たちと会うのを心待ちにしている様子も伝えている。

 同市は東京五輪のホストタウン事業として、市内で事前合宿を行う海外のチームに宛てたビデオレターを作成。これまで水球、7人制ラグビー両競技のカナダ代表チームに対し、盛岡の四季や観光をテーマにした動画を送っている。

 マリ共和国とは、今年1月に東京五輪前の事前合宿に関する覚書を締結したが、新型コロナの影響で、選手らとの直接交流ができていない状況にある。ビデオレターでは満開の石割桜をはじめ、市営武道館で子供たちがマスクを着けて懸命に練習する様子、高校生が同国をテーマに描いた絵などを写真や映像で紹介。動画の最後には、市スポーツツーリズム推進室の職員が「お待ちしています」と笑顔で伝えている。

 ビデオレターは、22日にカラ西アフリカ農村自立協力会を通じて送付。動画投稿サイト「YouTube」でも公開した。同室の坂本淳室長は「コロナの影響で厳しい状況ではあるが、動画を見ながら盛岡での合宿を楽しみに待ってもらえれば」としている。

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