花巻

複合型物流施設着工へ 大和ハウス工業 来春にも入居開始【花巻】

マルチテナント型物流施設「DPL岩手花巻」の完成予想図(大和ハウス工業提供)
花巻市と災害時物資集積協定も

 総合建設業大手の大和ハウス工業(本社大阪市、芳井敬一代表取締役社長)が建設するマルチテナント型物流施設「DPL岩手花巻」の地鎮祭は9日、花巻市二枚橋の建設用地で行われた。県内では北上市内2棟に次ぐ3棟目。最大4テナントの入居が可能で、部品供給や食料関連などの企業、事業者に貸し出す。8月に着工し2021年3月の完成、4月上旬の入居開始を見込んでいる。

 DPL岩手花巻は東北道花巻インターチェンジ(IC)から約1・2キロメートル東側の主要地方道花巻平泉線そばに立地。大和ハウス工業が、市が造成した産業用地約2・75ヘクタールを取得し、鉄骨造り平屋建て、床面積1万3665平方メートルで建設する。半導体や自動車部品関連、インターネット通販など東北地方への配送を手掛ける事業者の入居を想定している。同社によると、投資額は土地、建物などを含め約20億円。

 地鎮祭には同社や設計・施工業者の平野組(一関市)、花巻市の関係者約30人が出席。大和ハウス工業の浦川竜哉取締役常務執行役員がくわ入れし、上田東一市長と共に玉串を納め、工事の安全と地域の発展を期した。

 同日は、同社と市による「地震等の災害発生時における物資集積協力に関する協定」を締結。災害時に他市町村の被災地に送る支援物資の一時保管や集積場所としてDPL岩手花巻を活用する。

 記者会見で浦川常務は「交通面に好条件の用地を紹介いただいたことに感謝したい。既に問い合わせもあり、花巻周辺のサプライチェーンを担う企業からの需要の高さを実感している。入出荷を24時間365日、天候に左右されない風雪に強い倉庫にしたい」と期待を込めた。

 災害時の協力協定を結んだ上田市長は「当市において災害時に物流施設を物資集積に使わせていただくことは、災害への備えをまた一段と強くする大事な協定。花巻への立地を機にいろいろな部分で協力と支援をしていきたい」と語った。

 同社は全国各地に物流施設を建設し、県内では滝沢市と北上市などに続いて5棟目。マルチテナント型は北上市相去町の北上南部工業団地内の2棟に次いで3棟目。テナント募集は8月に開始し、維持管理と運営に当たる同社岩手支社(盛岡市向中野)が問い合わせに応じる。

▲災害発生時の物資集積協力に関する協定締結後、協定書を手にする浦川常務(左)と上田市長

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