一関・平泉

800年前の姿で「大池ハス」開花 きょう大暑【平泉】

800年前当時の姿そのままに大輪の花を咲かせた「大池ハス」=平泉町・平泉文化遺産センター

 22日は二十四節気の一つ「大暑(たいしょ)」。暦の上ではこの頃から次の節気となる立秋までの期間が1年のうち最も暑い時期とされている。

 21日の一関地方は、前日千厩で40日ぶりの真夏日を記録したものの、前線や湿った空気の影響で再び梅雨模様に逆戻り。最高気温は一関で23・8度、千厩では25・1度(ともに盛岡地方気象台調べ)となった。

 こうした中、平泉町の平泉文化遺産センターでは鉢植えで育てている古代ハス「大池ハス」が開花。800年前の当時そのままの姿で咲く大輪の花が、来館者らの目を楽しませている。

 大池ハスは、2001年に中尊寺大池跡発掘調査で出土したハスの種を、恵泉女学園短大の長島時子名誉教授が05年に開花に成功させたもの。同センターでは11年に同寺から株を譲り受け育てており、今年は12日に初めて直径20センチ近くある薄桃色の花を咲かせた。

 同気象台によると、22日の県内は前線や湿った空気の影響で雨となり、雷を伴い激しく降る所があるが、次第に曇りとなる見込み。

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