一関・平泉

陽光浴び色鮮やか 花泉 古代米刈り取り始まる【一関】

古代米の刈り取りが進められている一関市花泉町花泉の熊谷さん方の圃場

 一関地方は15日、朝から晴れて気温が上昇した。盛岡地方気象台によると、最高気温は一関で34度、千厩で32・4度を観測する真夏日となった。この暑さの中、一関市花泉町花泉字境前の熊谷眞平さん(82)方では古代米の刈り取りが始まった。

 熊谷さんは花泉古代稲生産組合の組合長を務め、広さ約5アールの圃場(ほじょう)で朝紫、カンニホ、夕やけもち、亀の尾など15品種を栽培。食用としているのは2品種で、残りはドライフラワーや稲わら細工の材料となる。

 種まきや刈り取りなどは熊谷さんが手作業で行う。刈り取りは10月末ごろまで続くといい、食用の朝紫と夕やけもちは10月上旬ごろに収穫するという。

 熊谷さんは「古代米は品種によって穂の色、高さ、育つ早さが全然違う。今年は平年並みの出来になった。組合員は減ってきているが、需要がある限り栽培を続けたい」と話している。

 同気象台によると、16日の県内は気圧の谷や湿った空気の影響で、曇りや晴れの見込み。

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