奥州・金ケ崎

味わい深い亀甲織 しずくいし麻の会作品展 亀の子館【奥州】

六角形の亀甲模様が魅力の麻織物「亀甲織」の多彩な作品をギャラリー亀の子館で展示しているしずくいし麻の会の中野会長(左)ら

 雫石町の「しずくいし麻の会」(中野恵美子会長)は、雫石地方に伝わる麻織物・亀甲織の作品展示を奥州市江刺中町にあるギャラリー亀の子館で開催している。会員の手による六角形の亀甲模様が味わい深いバッグ、小物類などが会場に並び、伝統織物の魅力を発信している。28日まで。

 亀甲織は藩政時代に盛岡藩に献上され、上級武士が着用した高級な織物と伝えられている。明治、大正時代には農村女性の肌着として普及した。その後衰退し、一時は後継者もなくまぼろしの織物となっていたが、昭和40年代に地域の伝統文化を見直す動きの中で復活し、現在は同会会員が織り、草木での染めなど一貫した取り組みを行っている。

 同館で例年展示を行っており、今回は約250点を紹介。鮮やかな色と織物を組み合わせたバッグや巾着、腰に着けるチョークバッグ、財布、七宝用台座に亀甲模様の織り地を張り付けたキーホルダーなど多様な作品が会場を飾る。

 同会によると、新型コロナウイルス感染症により、例年と比べ地元の道の駅など、観光施設での売り上げにも影響が出ているという。中野会長(59)=雫石町=は「草木染と手織りの温かさ、六角形の模様による他にはない織物の魅力を感じてもらえれば。作り手もいろいろ創意工夫している。同じものはない、世界に一つしかない物」と呼び掛ける。

 展示品は販売も行っている。時間は午前10時から午後6時まで(火曜休館)。

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