奥州・金ケ崎

「図工室」完成イメージ 芸術大学校打ち合わせ 秋にお披露目イベント【金ケ崎】

納戸の現状を見ながら図工室のイメージを膨らませた「ずこうの時間」参加者

 金ケ崎芸術大学校「ずこうの時間」が23日、金ケ崎町西根表小路の旧菅原家(旧狩野家)侍住宅で開かれた。手作り活動の場となる「図工室」について最終的な打ち合わせを行い、床が傷んだ納戸を修理しながら、床下収納や換気扇、流しなどを備える部屋をつくり出す計画。同大学校では10月31、11月1日の両日、図工室のお披露目を兼ねて「ずこうの日」と銘打ってイベントを開催予定だ。

 ずこうの時間は、同大学校の新規事業で、傷みが激しくなっている納戸の修理に合わせて、活動の場をつくろうと7月に開講。参加者が「小学校の図工室」というイメージを膨らませながら、部屋の機能や必要な物品などを検討。最終回となる同日の講座では、修理に向けて床板が剥がされた納戸を見ながら、修理開始を前に意見を出し合った。

 参加した東北芸術工科大の学生やOB、住民は東北工業(同町西根諏訪小路)の高杉郁也代表取締役の助言を得て、「床下収納」「壁面に黒板やホワイトボード」「室内の流し」などを修理に合わせて設けることで意見をまとめた。

 工事はトイレなどの改修も含め年度内に完了予定。同大学校では、2日間の「ずこうの日」イベントを図工室のプレオープンイベントと位置付けて計画。同室で工作やクラフトなどを体験してもらう考えだ。

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