県内外

【新型コロナ】遠野、盛岡の6人感染 20代男性濃厚接触者 家族内クラスター発生

 県と盛岡市は27日までに、新たに10歳未満から60代までの男女6人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。いずれも25日に感染が確認された盛岡市の20代団体職員男性の濃厚接触者の同僚1人と親族5人で、重症者はいないという。県内の感染者は計19人となった。県は家族や親族内でクラスター(感染者集団)が発生したとみている。

 市は25日に感染を公表した20代男性の職業を団体職員に訂正した。

 県や市によると、感染が確認されたのは、男性の職場の同僚で盛岡市の20代団体職員男性と、いずれも親族で遠野市の20代自営業男性、30代女性、10歳未満男児、60代自営業男性、60代女性。発熱やせき、嗅覚異常などの症状があるという。

 このうち、親族については、13人目に感染が確認された男性が遠野市の実家に帰省していた13~16日の間に、県外から帰省した親族4人も含め計11人で4回会食。大皿での盛り合わせや取り分けが行われていたという。県外の親族のうち1人は13、14日に寒気や熱感などの症状があったことが確認されている。

 27日は6人の濃厚接触者ら20人のPCR検査を実施し全員陰性だった。このほか、自営業の男性2人については、不特定多数を相手に接客を伴う仕事をしており、接触が疑われる人など約60~70人を対象にPCR検査を実施する予定。

 県と市はこれまでに、13人目の男性の濃厚接触者と感染源特定も含め県内外の計57人の検査を実施した。既にPCR検査で陰性が確認されていた1人を除き、45人の陰性と6人の陽性が判明した。県外の親族4人を含む計5人については、まだ結果が判明していない。

 家族や親族の間でのクラスター発生について、野原勝県保健福祉部長は「感染連鎖の全体を調査している現時点で断定はできないが、家族の会食の場で感染が広がった可能性が高い。全国的にも家族内感染が増えているので、家庭の中でも感染対策を意識してもらいたい」と注意を呼び掛けた。地域の医療体制への影響については「中部医療圏で対応しているので、今回の入院で医療体制が逼迫(ひっぱく)する状況にはない」と述べた。

家庭内の感染対策を 県本部員会議

 県内で家族や親族のクラスター(感染者集団)が確認されたことを受け県は27日、新型コロナウイルス感染症対策本部員会議を開き、家庭内での感染防止対策を呼び掛けた。

 県は家庭内での基本的な感染対策として、小まめな手洗いや消毒、定期的な換気、毎朝の体温測定、健康状態チェックのほか、食事については大皿を避けてあらかじめ小皿に分けるなどの注意事項を記したチラシを作製し、ホームページで紹介している。

 達増拓也知事は「家庭内での感染が確認されている。小まめな手洗い、定期的な換気、せきエチケットなど、基本的な感染対策に努めてもらいたい」と注意喚起した。

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