一関・平泉

墨跡に清衡の願い 一関と平泉の書家 中尊寺で二人展

中尊寺建立供養願文をそれぞれの形で著した作品の傍らに立つ千葉さん(左)と土方さん

 奥州藤原氏の初代清衡をはじめとする、平泉や岩手ゆかりの人たちを題材にした「清衡公の願い そして先人たちの言葉―千葉方彩・土方香茗二人展―」は、平泉町の中尊寺で開かれている。9月2日まで。

 岩手書学院で書を学んできた書家の千葉さん(本名高代さん・平泉町平泉字志羅山)と土方さん(本名豊子さん・一関市八幡町)が作品を通して書道の魅力や言葉の持つ力を伝えようと企画。会場となった同寺本堂には、指導を受けた伊藤泉鶴さんの賛助出品を含む33点が展示されている。

 作品は、松尾芭蕉の「奥の細道」や宮沢賢治の「雨ニモマケズ」、石川啄木の「一握の砂」など先人の詩歌や名文を著したもので、プロ野球ヤクルトスワローズの嶋基宏捕手が東北楽天ゴールデンイーグルス時代に語った「見せましょう、野球の底力を」のスピーチを題材にした作品もある。

 中でも清衡が平泉への仏国土建設を願い著した「中尊寺建立供養願文」は、長さ2メートル27センチの紙に千葉さんが原文の行草書、土方さんは漢字仮名交じりの読み下し文で書いた作品で、来場者の関心を集めている。

 展示は各日午前9時~午後4時30分。入場無料。

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