奥州・金ケ崎

木炭で描く独自の世界 ギャラリーアン 岩渕さん(花巻)個展【奥州】

ギャラリーアンで開かれている岩渕毅弘展「Melting Point」

 花巻市野田の美術家岩渕毅弘さんによる個展「Melting Point」は、奥州市水沢中町のギャラリーアンで開かれている。木炭と水による作品の数々が訪れた人の目を奪い、流動的な作品の世界へといざなっている。

 岩渕さんは九戸村出身。木炭を水でにじませて描く手法で作品を制作。2008年県美術選奨、第50回記念新象展佳作(07年)、さかいでArtグランプリ入選(08年)、第51回新象展奨励賞(同)などを受賞しているほか、県内外各地で個展を開いている。

 今回の個展のタイトルは固体が液体になる「融点」を意味する英語で、「輪郭が溶けているような形態を持っている表現との親和性を考えて付けた」と語る。会場には、F8号9点とF4号21点から成る「砂の城」、変100号の「無情について」「Still」など、18~20年に描いた作品が並ぶ。

 岩渕さんは作品について「流動的な世界の認識を描いている。世界の認識というのはクリアになることはなく、常に変化して曖昧になっていくものだと考えている。作品では何かをはっきりと認識する一歩手前の感覚を描いている」と語っている。

 同展は9月6日までで、開催時間は午前10時30分~午後4時30分(最終日は2時)。同ギャラリーは毎週月、火曜日定休。

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