花巻

おらほの漬物商品化 小山田美女会きゅうりのパリッパリ漬 産直で販売開始 東和・菅原さん考案【花巻】

販売が始まった「小山田美女会きゅうりのパリッパリ漬」を手にする菅原さん

 花巻市東和町の菅原美代子さん(62)が考案した「小山田美女会きゅうりのパリッパリ漬」の販売が5日、同町の産直あおぞらで始まった。市内の農家が自慢の漬物を出品する「おらほの漬物お披露目大会」で特賞に輝いた一品をアレンジした総菜で、菅原さんは「薄切りなので子供から高齢者まで食べやすい。ご飯に乗せておいしく食べてもらいたい」とPRする。

 市農業振興対策本部が6次産業化促進の一環として2019年8月に催した同大会には市内の農家11人から15点の出品があり、菅原さんの「きゅうりのつくだ煮」が最高評価を受けた。20年4月から商品化が進められ、菅原さんが所属する生活研究グループ「小山田美女会」の宮川一子会長の加工施設で製造された。

 「きゅうりのつくだ煮」は、輪切りにしたキュウリをしょうゆやみりん、砂糖、酢の漬汁で煮て昆布、ごま、しょうがを加えた一品。今回の商品化に向けて煮る時間を短縮し、代わりにスチームコンベクションを使用した。ぱりぱりとした食感を残したまま、味の染み込みや殺菌などの改良を加え、名称も変更した。

 主原料のキュウリは同町産で、規格外となった特大のものを有効利用。菅原さんは「前の『つくだ煮』よりもすっきりした味わいで、しょうがやごまの風味が利いている。食感を楽しんでいただきたい」と話す。

 「小山田美女会きゅうりのパリッパリ漬」は1袋100グラム入りで216円(税込み)。今月末まで土日、祝日にそれぞれ20袋限定で販売する。

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