平泉・毛越寺境内でハギ咲き始め きょう白露
7日は二十四節気の一つ「白露(はくろ)」。暦の上では朝晩の大気が冷えて草花に朝露が付くなど、秋の気配を感じる頃とされる。6日の一関地方は高気圧に覆われたものの、湿った空気の影響で曇りがちの空模様。最高気温は一関で28・0度、千厩は29・2度(ともに盛岡地方気象台調べ)と真夏日にはならず、午前中は断続的に小雨が降り続いた。
平泉町の毛越寺では秋の七草の一つとなるハギが咲き始め、細く垂れた枝先で赤紫色の花が雨露にぬれた様子が参拝客の目を楽しませていた。
同寺では15日に恒例の萩まつりが開幕するが、今年は新型コロナウイルスの影響で行事の規模を縮小。30日までの期間中は、27日に国指定重要無形民俗文化財延年の舞「若女禰宜(ねぎ)」「老女」の公演のみ行われる。
同気象台によると、7日の県内は高気圧に覆われるが、湿った空気の影響で曇りや晴れ、はじめのうち雨の降る所がある見込み。