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コロナ対応で面接中止 県立高一般入試 追試日程繰り下げも【岩手】

 県教委は7日、新型コロナウイルス感染症防止の観点から、2021年度県立高校一般入試の面接を中止すると発表した。密集や対面を避け、感染リスクを減らすための措置。面接以外の配点は例年通りで、学力検査の出題範囲に変更はない。新型コロナ感染や感染者との濃厚接触により試験を受けられない生徒を救済するため、追試験などの期日を繰り下げ、治癒期間を確保する。

 新型コロナの感染収束が見通せないことから対応を変更。密集や飛沫(ひまつ)感染を防ぐため、一般入試と連携型入学者選抜、杜陵高校定時制入学者選抜(前期)における面接を取りやめる。学力検査の出題範囲は、中学校学習指導要領に示されている範囲で変更はない。推薦入試は例年通り面接を実施する。

 このほか、来年3月9日の本検査を受けられない感染者と濃厚接触者に配慮し、追試験以降の日程を調整。感染者の治癒期間などを考慮し、追試験を同15日から同19日、合格発表を同17日から同23日に繰り下げる。2次募集と杜陵定時制(後期)については、試験日を同24日から同29日、合格発表を同26日から同31日に遅らせる。追試験までに治癒しなかった感染者については、調査書に記載された内容に基づいて総合的に判定し、合否を決定する。

 志願先高校での合格発表は、極力受検者のみが来校するよう求め、感染防止につなげる。

 県教委では今後の感染状況などを踏まえ、これらの対応が変更となる場合もあるとしている。

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